アメリカと日本の違い ~個人練習②~

みなさん、こんにちは。

最近、言いっぱなしの東頭です。

せっかく個人練習の話をしたので、今回はもう少し具体的に。。。

大切なこと:

① 目標を持つこと。

どんな選手になりたいのか。はっきりとイメージをする。憧れの選手でも良いし、「誰と誰を足したような選手」といった形でも良いし、はっきりとした目標を持つ。

② いつまでになるか、という期限を決めること。

高校3年のインターハイまでにスタメンになる。その時、2番で3Pが入り、ボール運びも出来る選手になる、など①で考えた具体的な目標に、期限を設けること。

③ ②から逆算して、今年、今月、今週、今日、何をやらなければならないか考えること。

例えば、3Pが入るようになる、という目標があったら、しっかりと数値化して、それに向かって練習をする。3年までに試合で40%入れられるようにする!という目標を立てたら、練習では何%。などと小さく落としていきます。それでいつまでに、ノーマークで打つなら何%にする、といった目標まで落とし込めれば、個人練習するのも目標が明確になります。

※ 数値化すること

シュートだったら、100本打って何本、とかドリブルだったら1分間にどういうドリブルが何回出来るとか、ノーミスで何が何回出来る、といった数値化をすると上達がわかりやすく、モチベーションの継続や練習方法の評価に役立ちます。

ちなみにシューティングだったら、大体試合での目標数字に少なくとも30%くらい上乗せすると良いようです。

例えば、試合で3Pを40%以上にする。ディフェンスがいない、フリーの練習では最低でも70%は決められないと、試合でこの確率は出せないでしょう。ゴール下のフックシュートなら試合中60%以上決めたいのであれば、ノーマークで90%以上は入れなければいけません。

ちなみにコーチの方もペイント内の試合での確率を正確に御存知無い方が多いようです。試合でペイント内で80%、90%、シュートを決められる、ということはまずありません。NBAを観てもそうですし、国際試合を観てもそうです。この辺の話はまたいずれしますが、コーチもこの辺の確率をしっかりと目標数値として持っておく必要があるのではないでしょうか?

ドリブルだと、1分間とか決められた時間に何回とか、ノーミスで何回出来るようになったなどの設置を設けるのが良いと思います。ノートの記録して、自分の成長をわかるようにしておくことも大切です。

ざっくりですが、こういうことをやらされず、自分でやっている選手をあまり観たことがありません。アメリカ人は自分が100本、どういうショットを打ったらどういう確率か、というのをほとんどの選手がわかっています。「ドリブルからの左軸足のジャンパーは右軸足に比べて、やや確率が悪い」とか、「このフックショットならこの距離までなら、80%の確率以上で決められる」とかです。

選手の中でも、「レイアップ」を落とした時、「自分がミスした」と思っている選手が多いですが、実際にノーマークで打たせてみても、50%入らなかったりします。そういう部分の認識もプレイの選択に甘さが出る要因ではないでしょうか?自分の得手、不得手をしっかり理解して、得点や状況に応じて、確率の高いプレイを選択することが出来る、またその確率を常に高めていくためにも、やはりしっかりとした個人練習は必要なのではないでしょうか。。。