先週、ユタ・ジャズを23シーズン率いて来たジェリー・スローンコーチが引退するというニュースが流れました。
大学時代からすごくすごく好きだったチームがジャズ。
96-97シーズンと、97-98シーズンにファイナル進出を果たし、シカゴブルズに敗れはしたものの、記憶に残る素晴らしいファイナルを見せてくれました。
同じセットを使い続けるそのコーチングスタイルにアメリカの自分の友人たちは、「Most boring team to watch」(観るのが最もつまらないチーム)と言って、馬鹿にしている人も多かったですが、懸命に身体を張るディフェンスと、訓練されたオフェンスで、選手の能力がさほど高く無くても、いつも上位に名を残す好チームだったと自分は思っています。
読まれていても止められない、ってある種究極のオフェンスだと思うんです。
セルフィッシュな選手はいなく、チームの中での役割も明確になっていて、そして、とにかくみんなハードにプレイする!そんなプレイスタイルがすごくすごく好きで、アメリカにいた時は、とにかくジャズの試合をたくさん観ていた記憶があります。
シャックやコービーがいたレイカーズがファイナルに行けなかったのもジャズのせいだし(当時のメンバーを考えてみて下さい。。。ストックトン、ホナセック、ラッセル、マローン、オスタータッグで、レイカーズを抑えていたのですから、やっぱりすごい!)、本当に良い思い出がたくさんあっただけに今回の引退はすごくさびしい物でした。
「チーム」という物とはどんなものか、個人的にはいろいろ学べた気がします。
そういえばJohn Woodenコーチも、ジェリー・スローンコーチのことは絶賛していたそうです。
なんだか、ちょっとさびしい気持ちになりました。