ハードワークの定義

みなさん、こんにちは。

最近、いろいろな人と出会ったり、話したりする中で、このHPの原点を思い返してみました。

「情報の壁を取り壊す。」ということ。

なかなかアメリカの本って翻訳されない。

技術本とかDVDはわかるけれど、バスケ版の「野村ノート」や「オシムの言葉」ってなかなか日本には入ってこない。外国人のコーチに教わったことのある人、外国人と日々体をぶつけあった経験がある人、ってやっぱり限られていると思うんです。

そんなこと、少しでも伝えていけたらっていうのがこのHPの始まりでした。

最近、お会いした人達から、結構そんな話を書いた時の評価がすごく高くて嬉しかったので、ちょっとずつ、思いだせる範囲で書いていこうかな、と。。。

自分がアメリカに行った時、最初に思ったこと。

それって、アメリカ人のコーチって、何でも「定義」するんです。

「そこは頑張れ」とか、そういう部分、すごく具体的なんです。

「ハードワークっていうのは、我々のビッグマンがゾーンディフェンスでここからここまでボールが移動した時に、ここからここまで移動して、ポストをフロントすることだ」とか、

「このスキップパスに対し、このフォワードのプレイヤーがキャッチ&シュートだけはさせないようにすることだ」とか。。。

これ、するためには常にステイローとか、コンスタントにポジショニング変えたり、相手がどこにいるか把握していないと出来ないんです。

「がんばれ」ってことを、数値化したり、より具体化する。

かといって、覚えるのも大変なくらい、教科書みたいな、教え方をしない。

「もっと強く!!!!」みたいな所は、もうそれこそ乱暴な条件設定で練習組んで来るし、その編の大胆さと緻密さのバランスがすごい、っていうか。。。

チームとしてやられちゃいけないことが明確になっていて、それをされると全員ダッシュ、みたいな。。。でも明確だし、当たり前のことだから、みんな納得する。

うちの大学では、フリースローの時、相手にオフェンスリバウンド捉えたり、翌日全員シャトルランだったし、ダブルチームに対してビハインドバックのドリブルしたら(僕はやり方や間合いの取り方次第だと思うんですけど、大学時代のコーチは「TOの可能性が高いから絶対ダメ」って譲らなかったです。)、シャトルランだったり、先述したゾーンのスライドの部分でも、ポジションごとにいろいろルールがあって、それをやっていないとビデオで証拠をつきつけられて、シャトルランでしたね~。

懐かしい。。。

そんな感じでしっかり「言葉に出来る」って大切だと思います。

また書きますが、それプラス「緻密さと豪快さ」のバランスも大切だと思います。

(以前書いた、動物性の解放と知性の共存っていう話に近いですね。)

そんな話でした。